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完全オンラインで開発開始。旧来の縦割り型組織にシステムで風穴を開けるチャレンジとは。

「古い会社なものですから、システム開発会社さんとのお付き合いそのものが今までに無かったんです。なんとか手探りで開発をお願いできそうな会社さんを探しており、ご紹介いただいたのがRITでした。」そう語るのは、大阪市高速電気軌道株式会社(以下、Osaka Metro)交通事業本部 技術部 建築企画課所属の高橋典之氏だ。

Osaka Metroは2018年に民営化。この民営化に伴い、高橋氏の所属する部署において資産管理の整備に力を入れて行くため、社内用資産管理用会計システム「A-sha」の開発をスタート。Osaka MetroとRITでタッグを組むことになった。

「固定資産として駅の施設、例えば駅舎を保有していますので、Osaka Metroの資産として計上する必要があります。修繕工事で利用した材料や何の部材を使ったのかなど、除却の観点からも細かい明細を項目として残す必要がありました。しかし、そういったところの情報管理がどうしても整理しきれていないという背景があったため、業務改善のために今回開発をお願いしたという経緯になります。」と高橋氏は語る。

今回の開発においては、資産台帳の整備という目的の他に、実はもう一つ“縦割り組織の業務改善”という目的もあった。会社の体質として、各部署による縦割り型の組織運営という風土による業務効率の低下という問題を抱えていたのだ。

「弊社特有の部分ではあるんですけれど、システムの導入によって組織に横穴を開けたい、業務効率をアップしたいという目的もありました。どうしても縦割りの文化による閉塞感があり、我々の部署は、我々の部署、他の部署は他の部署という考え方のため、一連の業務を組織的に包含できるようなシステムは存在しておらず、各部署が対応しているという状態でした。そのために業務がどんどん煩雑になってきてしまっていたのです。」

由肥明子氏・高橋典之氏・若島寛子氏の写真由肥明子氏・高橋典之氏・若島寛子氏

システム開発自体が初めての経験というなか、開発は全てオンラインで完結

Osaka MetroとRITでは、大阪ー東京という物理的な距離の問題があったため、開発は当初から完全オンラインで進められた。Osaka Metroサイドとしては対面であろうが、オンラインであろうが特段不便や苦労を感じたことはなかったという。

「質問疑問はSlackですぐに担当の方に確認できましたし、JIRAでタスク管理をして、今の進捗状況を見える化。お互いに相互管理していく形式でしたので、安心できましたね。zoomミーティングは必ずレコーディングしてもらっていたので、分からないところは再度動画を見て再確認できました。それに他のメンバーへの展開が楽でしたね。事前にこれ見といてくださいと録画を渡しておいて、こちらからは簡単に言葉で説明するだけで済みましたので、ある意味時短になったと思います。」と語る高橋氏。

また、システム開発を業務改善という点で考えると、スピードが大事でできるだけ早くシステムを開発して業務改善に繋げていくべきだと考えていた高橋氏。業務スピードの速さを求めるOsaka Metroにとって、アジャイル開発はマッチしたという。そのスピードを出すために必要なRITのコンサルティング力について、高橋氏は次のように語る。

「今回RITさんと一緒にお仕事させていただきましたが、我々の業務をよくここまで理解してくれたなと思っています。私達自身も整理がついていない言葉を、業務を知らないはずのコンサルタントの方が理解して整理をつけていただいて。さらにこういう風にしたほうがいいんじゃないかというアドバイスをいただけたりしました。コンサルティングの面が非常に優れているなっていうところが印象的ですね。それに開発チームの皆さんも物腰が柔らかい。私達に対して心を開いていただいて積極的にシステム開発に取り組んでいただいたので、信頼しながら開発に取り組めて良かったです。」

交通事業本部技術部建築企画課 高橋典之氏の写真交通事業本部技術部建築企画課 高橋典之氏

新しいものを取り入れる事へのアレルギーを克服。

どうしても今までのルーティンから外れることに対する恐怖心は簡単には拭えない。DX化推進における落とし穴としてよく聞く事例ではあるが、Osaka Metroでも同じことが起こっていた。手間や時間がかかるものの、既存の仕組みで仕事が回っているので、新しいものに対する社員の拒否反応に一番苦労したと高橋氏は言う。

「慣れたら便利というのは全員分かってはいるとは思うんです。けれど、最初のパッと見の安直な仕事が増えたんじゃないかという感覚に陥るので、そこはこれこれこういう機能があって、これまでわざわざ確認していたのが、もうこの画面一つで情報として保持されているのですよっていうのを社内で紹介して回り、理解してもらいました。完全に皆が認知できるまでに時間はかかりますが、着々と浸透しつつあると思います。」

現在、開発のフェーズとしては最終段階に突入している。今後は運用サポートが中心になるが、このシステムを使った今後の展望を高橋氏は次のように語る。

「社内の共通システムSAPに現在利用しているExcelの内容を取り込みたかったのですが、もろもろの都合で断念せざるを得なかった。でもRITのコンサルタントからは、いずれ全部が網羅されたシステムに、我々にとって負担のないように創っていきたいという提案をいただいています。これが実現すると、作業が一層楽になってくるので、期待しています。」

今まで作ってきたシステムでも、重複していた業務が十分解消されているという言葉を頂戴したが、RITは前出のミッションに向けて引き続き開発に取り組み、Osaka Metroの業務改善とシステムを活用した組織改善へのチャレンジをサポートしていく。

※撮影時のみマスクを外しております。

プロジェクト概要

クライアント名

大阪市高速電気軌道株式会社

PJカテゴリ
業務改善企画支援デザイン開発

プロジェクトメンバー

長田 逸平

長田 逸平

ディレクター

福田 哲也

福田 哲也

エンジニア

喜多 遼司

喜多 遼司

エンジニア

前田 啓

前田 啓

エンジニア

金森 祥治

金森 祥治

デザイナー

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